藤浪悲壮覚悟 4日に降格後初実戦登板「信頼は簡単に取り戻せない」
阪神・藤浪晋太郎投手(24)が4日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で2軍降格後、実戦初登板する。2日は鳴尾浜で残留練習に参加。約80球のブルペン投球などで汗を流した。
悔しさを押し殺したような表情で、冷静に現状を見つめるしかなかった。「しばらく(1軍に)上がることはないでしょうし、一度失った信頼はそう簡単には取り戻せない」。だからこそ、今できることを全力でやっていく。
この日は安藤2軍育成コーチと対話しながら、ブルペンで投げ込んだ。2段モーションならぬ“3段モーション”のようなフォームで十分にタメを作り、何かを修正しようとする姿も見られた。
「1軍どうこうとか言うレベルじゃない。自分のスキルを上げるとか、いいピッチングをするとか、自分でコントロールできる範囲のことをしっかりやっていく」と力を込めた藤浪。まずは2軍戦で結果を出していく。