阪神・金本知憲監督（５０）が６日、７日からの巨人３連戦（東京ドーム）に向け、先発陣の奮起をうながした。前回、巨人には甲子園で３連戦３連敗を喫した。今は打線が上向いてきており、先発陣が本来の投球を見せることができれば、前回のリベンジも可能なものとなる。

　「先発がやっぱり気になるわな。（７日は）岩貞か？先発が今ちょっと。これまであれだけ良かったけど。なかなかチグハグなものですね。ちょっと打つようになったら」

　先発が６回以上を投げたのは、メッセンジャーが７月２２日のＤｅＮＡ戦で７回２失点で勝利したのが最後。もちろん、開幕から投手陣の粘りで勝てた試合が多かったことは評価した上で、さらなる奮起を求めたい状況だ。

　７日に先陣を切る岩貞は、キャッチボールなどで調整し「長いイニングはもちろんですけど、目の前の打者一人一人を抑えるということに集中してやっていきたい」と力を込めた。今季、巨人戦では１戦１勝。６連戦の初戦ということもあり、期待は大きい。

　「（前回の３連敗を）やり返すというか、巨人だけが相手ではないですけど。今は何て言うか、チーム状態をどう整えるか」と金本監督。相手のことよりチーム状態をいかに上げられるか。連勝中でも気を緩めることなく、伝統の一戦に挑む。