北條、25戦連続出塁&2戦連続タイムリー 7戦連続安打

 「ヤクルト8-5阪神」(19日、神宮球場)

 何としてもつなぐんだという意識が、数字に表れている。阪神・北條が三回の第2打席で四球を選び、25試合連続出塁をマーク。マルチ安打も放ち、7試合連続安打と好調ぶりをアピールした。

 三回、2死二塁の場面。カウント3-1から石川のシュートを見極めた。一、二塁と好機を広げ、大山の二塁打で一気に本塁へと生還した。七回の第4打席は1死三塁で中前適時打。塁に出るだけではなく、走者をかえす勝負強さも見せつけた。

 九回は先頭打者として泥くさく投前内野安打。きれいな形ではなかったが、「追い込まれていたので、粘って粘って。ボール球でしたけど」。無死満塁という、最後の反撃チャンスにつながる一打だった。

 “出塁の鬼”と化している北條だが、「数字ではなく、毎試合、毎試合出塁して、クリーンアップにつなごうという気持ちで」と力を込める。チームのためにという献身の姿勢で、イチローが持つ69試合連続出塁のプロ野球記録に少しでも近づきたい。

 敗戦にも希望をもたらす背番号2の活躍。「北條、頼むぞ~!」という声援を背に受け、バスへと続く通路を歩いて行った。

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