危険球はリクエスト対象外…梅野「当たってないように思った」
「ヤクルト8-5阪神」(19日、神宮球場)
結果的には3点差。微妙なジャッジが勝敗を分けた。三回、阪神・岩田の内角球が青木の頭部付近を襲った。土山球審は、打者のヘルメットをかすめた死球と判定。同時に危険球とみなし、左腕に退場を宣告した。
金本監督はすぐにベンチを出た。土山球審は、この時のやりとりについて「抗議ではなく質問です」と説明。死球かどうかについてはリクエストを要求できるが、今回の場合は「審判の判断が入るケース。例えば、守備妨害や危険球は(リクエストの)対象にならない」と続けた。
捕手の梅野は試合後、「自分としては当たってないように思った。審判にも伝えたけど、『先にヘルメットに当たる音が聞こえた』と。1ボールと、ランナー一塁では全然違う。確認はしてほしい」と悔しそうに振り返った。ルールに則した判定だったが、後味の悪い結末になった。