馬場 7回2失点も矢野2軍監督は課題強調
「ウエスタン、阪神7-2中日」(28日、鳴尾浜球場)
期待の高さゆえに、指揮官の評価も厳しくなる。阪神先発の馬場が7回2失点。及第点の結果にも、矢野2軍監督の表情はさえなかった。
「今日のピッチングでも1軍で勝てないことはないと思うんだけど。味方に点を取ってもらったり、勝たせてもらった、というようなピッチングになると思う」
三回まで3安打無失点。走者を出しても粘り強い投球で、相手に流れを渡さなかった。四回から六回までは1人の走者も出さず、相手打線を寄せ付けなかった。だが七回に連打を許し、5番・松井佑に2点適時打を浴びた。
前回1軍登板した12日のDeNA戦(横浜)では、2回2/3を4失点でプロ初黒星。それ以来の登板に「1軍で情けないピッチングをして、すごく大事な試合と思っていた」と馬場。「真っすぐで押せるように取り組んだ。真っすぐの強みを持てるように、挑戦を続けていきたい」と力を込めた。
2軍で“まとめた”投球はしてほしくない。スケールの大きな投手になってほしい。だからこそ「自分が勝たせた、というようなピッチャーを目指していかないと」と矢野2軍監督。ドラ1右腕は、1軍の舞台で輝くために挑戦を続けていく。