福留、猛爆呼んだ猛打ショー&2打点 41歳またハッスル「疲れは関係ない」

 「阪神12-3DeNA」(2日、甲子園球場)

 スキは逃さない。ミスにつけ込んだ一振りで流れを手繰り寄せた。「相手のミスがきっかけで回ってきたチャンスだったので、流れを作る意味でもいいタイムリーになってくれました」。阪神・福留が貴重な先制打に始まり、今季8度目となる猛打賞。連夜の大暴れだ。

 「(疲れは)出てる以上、そんなこと関係ない。若い選手が出てくれているので、それに応えることができて良かった」

 三回だ。1死一塁からの北條の打球は二塁へのゴロ。そのまま併殺で終わろうかというところで、DeNA・石川のまさかの失策で一、二塁に。このチャンスを生かしきった。今永の4球目のスライダーを振り抜くと、右越えの先制の適時二塁打となった。

 この一打だけでは終わらない。3点を返された直後の六回だった。無死二塁から二塁頭上を襲う右前適時打で7点目。「点を取られた直後だったので、すぐに取り返すタイムリーになって良かったです」。さらに七回には1死一、二塁から左前に落ちる安打で満塁の好機を演出。続く糸井の右犠飛につなげた。

 前夜は適時二塁打を放った際に相手の失策も絡み、ダイヤモンドを一周する激走を見せるなどチームの勝利に貢献した。これで昨年の5月3、4日のヤクルト戦以来となる、今季初の2戦連続猛打賞に。この勢いを次の広島3連戦にぶつける。

 「とにかく勝てたことが大きい。気分的にもいい気分でいける。でも今日は俊介や陽川、若いやつらががんばってくれたね」と福留。勝負の9月。41歳の頼れるベテランが、チームをけん引する。

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