元阪神監督の岡田彰布氏 引退表明新井に「腰の骨折なかったら阪神も優勝してたと思う」
広島・新井貴浩内野手(41)が5日、広島市内のマツダスタジアムで会見を開き、今季限りでの現役引退を表明した。2007年にFA宣言した新井を獲得した、当時の阪神監督・岡田彰布氏(デイリースポーツ評論家)がタテジマ時代の新井の思い出を語った。
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2007年のオフは、シーツに代わるファーストを探してたから、新井がFAするいうのを聞いて、獲得を即決したよ。
新井は結構ホームランを打ってたんやけど、旧市民球場というのもあるし、移籍1年目の08年は一発と言うより、3番として4番の金本につなぐバッティングを期待したな。犠牲的精神もあったし。
しっかり貢献してくれたよ。ただ、北京オリンピックに行って、無理がたたって腰を骨折してしまってなあ。それがなかったら、阪神も優勝してたと思うし、新井にしてみるとええ思い出になってない年かもしれん。そのケガを除けば、期待した通りのプレーはしてくれたよね。
阪神の終盤は、ブラゼルとポジションが重なったこともあったけど、また広島に戻ってからもすごく頑張ったと思う。
とにかく、お疲れさまと声を掛けたいね。