阪神20連戦締めも…8、9日の巨人戦1試合でも雨天中止なら
阪神がシーズン最終盤に20連戦を戦う可能性が出てきたことが7日、分かった。この日、NPBから追加日程が発表され13連戦フィニッシュが決定。さらに8、9日の甲子園での巨人戦開催が悪天候予報で危ぶまれており、雨天中止の場合は25日の予備日を使用する可能性が浮上。そうなると19日から10月8日まで20連戦になるため、今回の巨人2連戦は試合開始時間を大幅に遅らせても開催したい意向だ。大型連戦は回避できるか-。あとは神頼みしかない。
プロ野球史上、類を見ないほどの超過酷日程になるかもしれない。シーズン最終盤の9月26日から10月8日まで13連戦が確定した阪神。この直前に9月19日から24日まで6連戦が組まれており、この6連戦と13連戦の間にある25日の阪神-巨人戦(甲子園)の予備日が、今週末の巨人戦が雨天中止となった場合、使用される可能性があるという。
当初は大型連戦になることを考慮し、25日の予備日使用は、23、24日に甲子園で行われる巨人戦が中止となった場合だけに限定されていた。しかし球団幹部は「状況によっては(9月8、9日の2連戦と23、24の2連戦のカード)両にらみになってくると思います」と明言。そうせざるを得ない状況に今の阪神は追い込まれている。
すでに17度の雨天中止を数えたことで、10月8日まで試合が組まれた。アグリーメント上、CSファーストSの2日前となる10月11日には順位が確定されるため、阪神としてはそれまでに全日程を消化したいが、残る空き日は10月9日から11日の3日間だけ。今週末の甲子園は予報が悪く、今回の2連戦が中止になってその3日間の空き日に入ると、1日しか空き日がなくなり、その後の中止への対応に余裕がなくなる。
今後も台風の襲来や秋雨前線の活発な活動が予想される。消化できない場合は10月11日で順位を確定させ、ポストシーズンの裏や合間で残り試合が実施される見通し。ただファンの興味やCS争いの公平性という観点から見ても、完全に日程を消化して順位を確定させるのがベストだ。
それだけに8日からの巨人2連戦は「デーゲームということもありますし、予報を見ながら開始時間が遅れてもやる方向になると思います」と同幹部は明かす。連盟管轄試合となるため、中止の判断はNPBと審判団に委ねられるが、グラウンドには7日午前の段階からすでに全面シートが敷設されていた。
もし悪化したグラウンドでプレーすれば、昨年のCSファーストS・DeNA戦のような雨中の激闘も予想されるが…開催へ最大限の準備を整えていく。
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