藤浪、チーム最下位転落危機救う 2年ぶりの完封勝利 4番の大山が先制打
「中日0-4阪神」(29日、ナゴヤドーム)
阪神の藤浪晋太郎投手が、チームの最下位転落危機を救った。2016年6月2日・楽天戦以来となる通算6度目の完封勝利で今季5勝目(3敗)。懸念された制球も大きく乱すことなく、5安打2四球で7つの三振を奪い、9月に1軍復帰後は、負けなしの3戦3勝となった。
打っても2点リードの五回1死二塁で中日の先発左腕ガルシアから適時二塁打。9月に入って3試合目の先発となった藤浪だが、16日・DeNA戦では満塁本塁打を放ち、22日・広島戦でも二塁打と、3試合連続の長打をマークした。九回にも右前安打を放ち、マルチ安打も記録した。
打線も初回に左肩の負傷で登録を抹消された糸井に代わって4番に入った大山が先制タイムリーを放つと、ナバーロも適時打で続き、2点を先取。五回には藤浪が自らタイムリー二塁打を放つと、六回は再びナバーロのタイムリーで加点した。
中日は藤浪を打ちあぐね、最下位脱出ならず。