阪神サヨナラ負けで自力CS進出の可能性消滅

 11回、鈴木(手前)のサヨナラ打を見つめる金本監督(左から3人目)=撮影・高部洋祐
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 「広島4-3阪神」(3日、マツダスタジアム)

 阪神がサヨナラ負けで接戦を落とし、3連敗。自力でのCS出場の可能性が消滅した。あす4日のヤクルト戦に敗れると、出場の可能性が完全消滅する。

 同点で迎えた延長十一回。代わった岩崎が1死から丸を四球で歩かせると、4番・鈴木を前にベンチはここで岡本にスイッチ。だが、鈴木に左翼線二塁打を浴び、試合が決まった。

 試合は初回、阪神がナバーロの中前適時打で2点を先制した。ここまで2試合連続完封負けで、21イニング連続無得点中だったが、22イニングぶりに得点。まずは試合の流れをつかんだ。

 だが五回、先発のメッセンジャーがつかまった。ここまで無安打に抑える好投を見せていたが、先頭の鈴木に左前打を浴びると、続くメヒアに1ボール2ストライクから4球目。真ん中高めに浮いた145キロをフルスイングされた。

 弾丸ライナーで左翼スタンドに飛び込み、痛恨の2ランで同点とされると、さらに安部の左前打後、会沢に左中間を破られ、勝ち越しを許した。8月10日・DeNA戦(横浜)の11勝目を最後に、これで7試合白星なし。日米通算100勝に王手をかけてから7試合足踏みが続いている。

 ただ、この日は丸、鈴木らから6奪三振。通算1416奪三振で、郭源治(中日)が持っていた、歴代外国人投手の最多奪三振記録(1415三振)を一気に抜き去った。七回に巡った打席で代打を送られ、6回4安打3失点で降板。直後に味方が同点に追い付き、勝敗はつかなかった。

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