イチロー元同僚のアクリー獲得調査 高い守備力&シュアな打撃に定評
阪神が今オフの外国人野手補強において、ダスティン・アクリー外野手(30)=エンゼルス3A=をリストアップし、調査に乗り出していることが6日、分かった。アクリーはかつてマリナーズでイチローとともにプレーし、2012年の日本開幕戦ではシーズン1号と決勝打を放った実績を持つ。安定した外野守備力とシュアな打撃に定評があり、球団としてもセンターラインの強化に全力を注いでいく方針だ。
日本のファンにもなじみ深い選手が、今オフの外国人補強候補に浮上してきた。マリナーズであのイチローとともにプレーし、12年にアスレチックスと戦った日本開幕戦で決勝打を放ったアクリー。球団幹部は「まだ決まりではありませんが、いろいろと(調査に)あたっているのは事実です」と明かす。
ノースカロライナ大時代に輝かしい実績を残し、MLBドラフト全体の2番目で1位指名された逸材。いきなりメジャー契約でマリナーズの有望株として入団したが、故障なども重なりタイトルを争うような成績は残せなかった。
15年シーズン中にヤンキースへ移籍したが、翌16年に自由契約。昨年、今年はメジャー40人枠から外れており、米代理人筋によると来季、日本球界への移籍も視野に入れているという。
阪神は今季、期待されたロサリオが不振に終わり、期待を裏切った。その一方で、陽川、大山ら右打ちの内野手がある程度の成長を示してきた。来季は育成路線を継続していく一方で、勝利も追い求めなければならない。そこで浮上したのが助っ人外野手の補強だ。
主将の福留が来季42歳のシーズンを迎え、今季、4番を務めていた糸井も故障で戦列を離れる時期があった。チームの現状を見ても安定して中堅を託すことができる選手が少なく、「センターを守れる選手が選択肢に上がる可能性もあります」と球団幹部は明かす。
アクリーはドラフト時に中堅手として入団し、二塁や外野など複数ポジションを高い守備力でこなした実績もある。センターラインの強化は今オフの大きな課題。ドラフトやFA戦線をにらみながら、助っ人外野手の調査も精力的に進めていく。
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