金本虎、血の入れ替えも さらなるコーチ人事、スタッフ部門にもテコ入れ
「ヤクルト6-5阪神」(8日、神宮球場)
17年ぶりの最下位に沈んだ阪神が今オフ、コーチ陣やスタッフ部門のテコ入れを行うことが8日、分かった。元中日の和田一浩氏(46)には1軍打撃コーチ就任を要請し、矢野2軍監督を1軍ヘッドコーチに配置転換する案が内定。他のコーチ陣についても入れ替えなどを検討する見通しで、トレーナーやスコアラーといったスタッフ部門にもメスを入れ、来季の巻き返し態勢を整えていく。
最下位という厳しい現実を突きつけられた。金本監督の続投が決まっている中で、どうチームを立て直していくか。球団幹部は「来季に向けて、いろいろと精査していかないといけない部分はある」と明かす。
コーチ陣に関しては和田一浩氏に1軍打撃コーチ就任を要請しており、矢野2軍監督を1軍ヘッドコーチへ配置転換する案が内定している。ただ、チームのムードを変えるためにも、さらなるテコ入れが検討されており、血の入れ替えが行われる可能性もある。
この日、谷本球団本部長は来季の組閣作業に関して「秋季キャンプまでには決めたい」と語った。さらに指導者だけでなく、トレーナーやスコアラーといった裏方が支えるスタッフ部門にもテコ入れが及ぶ見通しだ。
今年は故障者が続出した。試合中のアクシデントだけでなく、高橋遥や秋山など調整段階で故障が発覚し、長期離脱を余儀なくされたケースもあった。さらにスコアラー部門では山脇前中日担当スコアラーが逮捕され、その穴を他の人員でカバーしてきたが、対戦成績などを見ていくと影響があったことは否定できない。
2019年に向けてどうチームを改革していくか-。17年ぶりの最下位という結果を受け止め、前に進んでいくための厳しいオフがやってくる。