片岡ヘッド辞任、低迷責任取り申し入れ「申し訳ないシーズン」
阪神が14日、片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(49)からの辞任の申し入れがあり、これを受理したと発表した。既に金本知憲監督(50)が退任し、全日程終了翌日に低迷の責任を取る形で、支えてきた参謀も辞意を固めた。
2016年、金本監督の就任と同時に請われる形で、1軍打撃コーチとして再入閣。今季はヘッドコーチを兼務し、参謀役を担った。だが、17年ぶりの最下位と低迷。チーム打率もリーグ5位の・253と下降していた。
当初、来季は2軍監督に就任予定だったが、指揮官の電撃辞任でこのプランが白紙に。13日の中日戦(ナゴヤドーム)後には「悔しいし、申し訳ないシーズンでした」と話した。次期監督が正式決定する前に、自らの意思で退くことを決めた。
結果が出なかったことで責任を取ったが、熱心な指導には定評もあった。いずれにせよチームは監督、ヘッドコーチとトップ2人が退団したことで、後任探しを含めて大幅な改革を強いられる。最下位からの逆襲を図るシーズンに向けて、早急に組閣作業を進める。