阪神、スコアラー補充し再整備へ 6月以降1減状態…谷本球団本部長「無理あった」
阪神が来季の矢野新体制に備え、今オフにスコアラー陣を整備して今季当初の球団担当制に戻すことが18日、明らかになった。
シーズン当初は例年通り各球団に1人ずつスコアラーを配置したが、6月に中日担当の山脇スコアラーが逮捕され、契約解除となった。それ以降は他の球団担当4人で中日もカバーし合っていたため、通常2カードの先乗り期間が設けられるところ、1カードだけ偵察してチームに報告というケースもあった。
1減状態の影響はあったようで「補充することを考えています。中日には負け越しましたし、ヤクルトには10連敗ですか。プロの仕事でカバーしてもらったんですが、数字を見るとやはり無理があったのかなと思います」と谷本球団本部長。球界はトラックマンなどで数値化が進んでいるが、先乗りスコアラーから得られる生の情報は必要不可欠だ。
矢野新監督は捕手出身だけに「そういう部分も整備していかないといけないかなと思っています」と谷本本部長。補充する人選を進め、来年キャンプまでにスコアラー体制を整える。