矢野監督 お立ち台で「チームに貢献」発言は「俺、すごく嫌い」…TV出演で
阪神・矢野燿大新監督(49)が、20日放送のABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜、前9・30)にインタビュー出演した。
元同僚の桧山進次郎氏(49)がインタビュー役を務め、番組仕様の赤いスカーフを巻いて現れると、矢野監督は「ひーやん、変わったね?」とイジリ。
番組レギュラーのタレント・ほんこんからの「ファンの多さに甘えてませんか」の質問が紹介されると、矢野監督は「(観客が)入るのが当たり前と思うのは違う。ひーやんとやってた最初のころなんて、なかなかお客さんが入ってくれない時だった」と振り返った。
桧山氏が「暗黒時代ですね」と応じると、矢野監督は「だから俺、ヒーローインタビューで『チームの勝利に貢献するように頑張ります』とか、そういうのはすごく嫌い」と述べた。
今年、2軍監督を務めてファームで日本一に導いた矢野監督は「今年は2軍でも『お前をアピールしてこい』と。自分でファンの人に『僕、明日、盗塁します』『フルスイングします』でも、何でもいいから、自分のメッセージを伝えてこいと、ずっと言うてきたんで、喜ばせて返す、という部分ももっともっと努力してほしい」と求めた。
今後も「ファンの人が来てくれるのは当たり前じゃないよというのは、これからも伝えて行きたいなと思います」と語った。
インタビュー収録は18日の就任会見の直後に行われたが、桧山氏が「これ僕が言うてるんじゃなくて『正義のミカタ』がねえ…」とニヤリとして、矢野監督に来年のスローガンを発表してほしいとお願い。
これに矢野監督はボードに「前へ、前へ!」と書き込み「僕も覚悟決めましたし、選手もそういう気持ちで前へどんどん進んでいきながら、プレーしてくれるのが僕の理想で、それがファンが喜んでくれることにつながると信じてます」と語っていた。