福原コーチ、今秋テーマは“第2の武器”「ストレート以外に操れる球を」
引き出しを増やせ-。阪神・福原忍投手コーチ(41)が23日、若手投手陣に対し、今秋のテーマとして“第2の武器”を習得するよう命じた。
秋季練習初日。矢野新監督の下で1軍を任された福原投手コーチは「若い子も多いですし、いいところをどんどん磨いていってほしい」と長所のレベルアップに期待した。
その中で同コーチは一つの注文を口にした。岩貞、小野、才木、藤浪らが力強い直球を代名詞にする中で「操れるボールは、みんな欲しいと思うので」。ストレート以外にもう1球。「スライダーでボールを投げた後にストライクを取れたり。そういう練習をしてもいいと思うし」。スライダー、カーブ、フォークなどを挙げ、意図通りに投げ切れる球の精度向上を求めた。
例えばこの日、キャッチボールやノックなどで汗を流した藤浪が、一日中、カットボールだけを練習するのもアリなのか?同コーチは「アリだと思う」とうなずく。「本人がどう感じているのか分からないけど、カット、スライダー系になるのかもしれない。いろいろ自分で試してやっていってほしい」と続けた。
「1年間戦える体を作るのもそうだし、自分のやりたいことを試せる時期」と福原コーチ。現役時代は先発から中継ぎまで担った新コーチが、“イズム注入”で虎投再建を進めていく。