清水ヘッド流フリー早くも新風「プレッシャーをかけて」
阪神・清水雅治新ヘッドコーチ(54)が24日、甲子園で行われた秋季練習で“清水流”フリー打撃を選手に実践させた。初球と最終球を打ち損じれば、その場で5回のスクワット。プレッシャーを与えることで1球に対する意識を高めさせた。
二カ所の打撃ケージ内で、不思議な光景が広がった。安打性の当たりが出るまで、スクワットが延々と続く。ミスを重ねれば当然、打撃練習はままならない。そのプレッシャーが効果を与える。
「ちょっとプレッシャーをかけてやることで、練習内容も変わるということを選手もだし(他の)コーチも、視点を変えたいなと思って」と説明した清水新ヘッドコーチ。矢野新監督とコミュニケーションを図る中「監督はとにかく1球目を大事にしてほしいという話をされるので」と自ら発案して実行した。
取り組んだ中谷は「新鮮でした。楽しかったです」と笑顔。矢野阪神の参謀が早速、チームに新たな風を吹かせた。