ドラ1近本、ドラ4斎藤が火花バチバチ 虎即戦力2人、社会人日本選手権前から
社会人野球日本選手権(京セラドーム大阪)の開幕を翌日に控えた31日、有力チームの監督や選手が大阪市内で記者会見に臨んだ。阪神のドラフト1位・近本光司外野手(23)=大阪ガス=も出席し、同席した同4位・斎藤友貴哉投手(23)=ホンダ=を打ち砕き、優勝を勝ち取ることを誓った。同じく阪神からドラフト3位指名を受けた木浪聖也内野手(24)=ホンダ=も出席した。
“宣戦布告”を受けた。対戦したい相手は誰かとの質問が飛んだ際、斎藤から「近本選手です。阪神で同じチームになるので、しっかり自分が打ち取って勝ちたいです」と名前を挙げられた。その瞬間、「まさか自分の名前が挙がるとは」と苦笑い。互いに勝ち進めば準決勝でマッチアップする。
「やっぱりストレートが強いピッチャー。そのストレートに振り負けないようにしたい。自分が負けないという気持ちを持って、かつ冷静に打席へ入りたい」と力を込めた近本。これまで対戦機会はなかったが、オープン戦などでお互いのプレーは目にしている。
剛速球に狙いを定める。「彼の武器でもある真っすぐで勝負してくると思う」とニヤリ。さらに、「打つだけじゃないので、ランナーに出たら盗塁できるよう頑張りたい」と自慢の足でかき回す考えだ。
一方の斎藤は「スイングが力強い。どんな球でもしっかり振ってくる。甘い球厳禁というか、甘い球だったら簡単にいかれる」と近本攻略の糸口を探る。走力はもちろんのこと、甘い球を長打にするパンチ力に警戒を強めた。
来季矢野阪神の即戦力同士。対戦が実現すれば、栄光のダイヤモンド旗を手にするため火花を散らす。