阪神 FA即アタックだ! オリックス・西に一番乗り熱意伝える
阪神が、近日中にFA権行使の申請書を提出見込みのオリックス・西勇輝投手(27)に対し、「速攻アタック」の準備を行う方向であることが4日、分かった。これまでも調査を続けてきており、権利行使となれば迅速に動いていく。
日本シリーズも終わり、いよいよFA市場が熱を帯びてくる。阪神は以前からFA権を取得した西の調査を進めており、球団幹部は「(FAの)方針は変わってません」と話す。正式に行使となれば獲得に動く方針であり、他球団に先んじて熱意を伝えるための態勢を整える構えだ。
西はプロ1年目からのここまで10年で、74勝を挙げている。年齢を見ても今月でまだ28歳と若く、今後にさらなる成長が見込めるのも大きな魅力だ。ケガも少なく、1年間、ローテーションの一角として計算できるだけに、阪神にとって理想的な存在となる。
投手陣の整備はチームの一つの課題だ。現有戦力を育成する一方で、別の球団関係者は「投手に関しては補強したらいいと思う」と話す。メッセンジャーが来季から日本選手扱いとなるため、先発と中継ぎの外国人投手を補強する方向にも変わりはない。西を筆頭にバランス良くチームの穴を埋める補強を行いながら、来季の巻き返しを目指す。