梅野「打てる捕手」から「勝てる捕手」へ「甲斐キャノン」で闘志に火
「阪神秋季キャンプ」(5日、安芸)
阪神の梅野隆太郎捕手(27)が5日、勝てるキャッチャーへ決意を新たにした。野球ファンを沸かせた「甲斐キャノン」が、広島の足を封じたのは実に6度。後輩の成し遂げた業に闘志が宿った。
現状は右手首の痛みもあり、打撃練習は回避の状態。それでも、勇気を持ってバットを置いたという。「守備でできている部分も増えているから」。今季は打撃部門でキャリアハイを軒並み更新。球団の生え抜き捕手では30年ぶりに規定打席に到達するなど、扇の要を担った。
だが梅野自身は「今年は打ったから使ってもらった」と分析。チームは最下位に沈み、どれだけ刺しても、どれだけ打っても、チームとして勝ちきれなかった現実に接した。
「チームを勝たせることができなかったのが一番。受け止めないといけない」
矢野監督が推し進める競争化。もちろん梅野も例外ではない。そんな中で飛び込んできた甲斐MVPのニュース。影の存在である捕手でも最高の賞を取れる。「自分にもチャンスがあるかもしれない。矢野監督が言っていた競争という意味をしっかり受け止めて、次に生かしていきたい」。勝ちを積み重ねることで安心して任される正捕手の座。守って、打って、刺す。来季こそ不動のポジションをつかみ取る。