FAのオリックス・西へのアタック表明 ソフトバンク、中日などと争奪戦
阪神の谷本修球団本部長(54)が7日、FA権の行使を表明したオリックスの西勇輝投手(27)について言及。「ルールを守った上でですが、できるだけ早くコンタクトを取りたいと思います」と、公の場で初めて争奪戦への参戦を表明した。
阪神は以前からFA権を取得した西を調査。正式に行使した場合に備えて準備を進めてきており、他球団に先んじて熱意を伝えるための態勢を整える構えだ。
西は今季10勝13敗で、自身5度目となる2桁勝利。プロ入りから10年で通算74勝。左手首を骨折した昨季をのぞけば、安定してローテーションを守ってきた。今月10日に28歳の誕生日を迎えるが、年邸的にも若く、今後にさらなる成長が見込めるのも大きな魅力だ。
西については阪神以外にもソフトバンク、中日などが興味を示すとみられている。同球団本部長は「誠意を見せて頑張りたい」と争奪戦を勝ち抜きたい意気込みを語った。
日本シリーズが3日に終了したことで、FA有資格者が権利を行使する申請期間は5日から開始。申請期間は7日間(土・日・祝日除く)以内で、13日に締め切りとなる。申請した選手は14日に公示され、15日から他球団との交渉が解禁される。阪神は速攻アタックで、ローテーションの柱を担う右腕の獲得を目指す。