新助っ人候補、インディアンス・ホイト浮上 守護神もいける
阪神が来季新外国人の有力候補として米大リーグ・インディアンスに所属するジェームズ・ホイト投手(32)をリストアップしていることが9日、分かった。昨季はメジャーで43試合に登板。高い奪三振率を誇る右腕で、新たなストッパー候補になる。ほかにタイガースからFAになったジェイコブ・ターナー投手(27)らも候補に、投打で軸となる助っ人補強を進める。
国内でのFAや自由契約選手の調査と並行し、新外国人選手の絞り込みが本格化してきた。球団は既に長打が期待できる野手と先発、リリーフと最大3人の獲得を視野に、幅広くリストアップ作業を進めている段階。抑えを任せられる力量を持つと投手して、インディアンスの右腕、ジェームズ・ホイト投手の名前が挙がっている。
球団幹部はホイトに関して「いい投手ですよね。リストには入っています」と認めた。メジャーではここまで全て中継ぎで通算66試合に登板。2勝1敗、防御率4・40の成績を残す。現状はメジャー登録の40人枠に入っている選手だけに、獲得へは今後の動向を見守っていく考え。同幹部は「日本に来てくれるかですね」と続けた。
ホイトは16年にアストロズでメジャーでのキャリアをスタート。この年、22試合に登板すると、翌17年は43試合で1勝、防御率4・38の成績を残した。今季は1試合の登板に終わり、インディアンスにトレード移籍。今季3Aでは計28試合に登板し、5セーブ、防御率2・93だった。
16年にはアストロズ傘下3Aで29セーブ。2メートル近い長身から、150キロを超える直球とスライダーが武器で、なにより高い奪三振率を誇る。同年3Aでは脅威の15・2を記録。メジャー通算でも同11・8と、奪三振率の高さが際立つ。チームの補強ポイントに合致した投手といえる。
阪神は今季の助っ人4投手からマテオ、モレノが自由契約選手として公示された。メッセンジャーは来季外国人登録枠を外れ、日本選手扱いとなる。32セーブを記録したドリスの残留は決定的だが、7敗に加え、救援失敗は9度を数えた。競争を促し、中継ぎに厚みを持たせる上でも、“ドクターK”は貴重な戦力になりそうだ。
また、タイガースからFAになったジェイコブ・ターナー投手も候補の1人。先発、中継ぎ両方で期待でき、メジャー通算102試合に登板している。ただ、別の球団幹部が「まだ、ある程度の優先順位を付けて調査している段階」と話すように、喫緊で最終決断する事案ではない。12月のウインターミーティングなど、FA市場の動きを注視しながら獲得作業を進める。
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