望月&才木&浜地のヤング虎投が存在感 来季先発を超アピール
「練習試合、阪神15-5LGツインズ」(17日、安芸市営球場)
誰にも譲らない。矢野監督就任後初の対外試合となった韓国・LG戦で、来季の先発ローテを争う望月惇志投手(21)、才木浩人投手(20)、浜地真澄投手(20)の若虎3投手が存在感を見せつけた。
先発マウンドに上がったのは望月。初回、2人の打者を簡単に仕留めると、3番打者を内角149キロ直球で見逃し三振に。二回は2死一塁としたが味方の好守にも助けられて無失点。「1イニング目はイメージ通り投げられましたが、2イニング目は無駄な力が入り過ぎてしまった。長いイニングを投げられるように勉強していきたい」とうなずいた。
3番手の才木も好投でアピールした。直球を軸に変化球を交ぜながら相手打線を翻弄。2回を無安打無失点に抑えた。「投げるリズムとか変化球でカウントを取るなど思っていたことができた」。納得の内容で今季実戦最終登板を終えた。
七回から4番手で登板した浜地も負けてはいない。「左打者の外スラで勝負できたというのが一番」と矢野監督が高く評価したのは、七回2死一塁の場面。フルカウントから2球ファウルで粘られてからの9球目、外角へのスライダーで空振り三振に仕留めた。八回は先頭に四球を与えたものの3者連続奪三振。「三振を狙って取れたのでそれはよかった。(秋季キャンプでの)成果だと思います」と浜地。十分な収穫を口にした。
若手の台頭で激しい争いとなる来季の先発枠。イス取りゲームを制し、その椅子に座るのは誰だ。