福留、来季こそ虎党を笑顔に!「そういう1年にしていきたい」
矢野イズムは、早くもベテランの心に浸透していた。阪神の福留孝介外野手(41)が27日、来季こそファンを喜ばせることを約束した。この日参加した「レッツゴー!タイガースゴルフ2019」の収録で締めのあいさつを務め、ファンへの思いを言葉に乗せた。
「矢野新監督の下、全員が新たにいろいろなことにチャレンジして、ここにいる皆さまをはじめ、全国にいるタイガースファンの皆さまを笑顔にできる、そういう1年にしていきたい」
今年は主将として、プレーでも背中でもチームを引っ張ってきた。負けが込み、ムードが暗くなりかけたら「明るく野球をしようよ」と仲間を鼓舞。自らもケガを恐れない全力疾走で7本の内野安打を稼ぎ、外野の守備ではフェンス際の打球にも果敢に飛びついた。それでもチームは17年ぶりの最下位に沈み、「全員が非常に悔しく思っている」とチームメートの胸の内を代弁した。
チームは新体制になり、新しい一歩を踏み出そうとしている。21日の球団納会で発せられた矢野監督の「人を喜ばせたい」という誓いに触れ、指揮官の思いを理解し、同じ方向を向いて戦う意気込みを言葉にした。目指すは人を喜ばせる野球。ファンを、仲間を、そして自分自身をも、笑顔にさせると誓った。