ドリス、合意至らず保留者名簿外れる…残留交渉は継続
阪神・谷本修球団本部長(54)が30日、NPBへの提出期限を迎えた保留者名簿から、ラファエル・ドリス投手(30)を外したことを明かした。この日までに交渉が合意に至らず、12月2日付で自由契約選手として公示されるが、今後も残留交渉を継続していく。
「まあ、そういう契約なので。FAの年なので、いったん外さざるを得ないのが実態なんですけど」と谷本本部長。今季、ドリスは55試合で1勝7敗で防御率が2・85。セーブ数は、リーグ3位の32セーブで2年連続での30セーブを達成した。守護神として1年を通してチームに貢献した。
今季は1年契約で年俸1億2500万円。谷本本部長は「こちらは適正な評価をしていると思っています。その説得を試みます」と話すが、交渉の中で条件面に開きがあるもよう。メジャー複数球団がドリスに興味を示しているとのことで、公示されれば他球団とも交渉可能となるが…。
「(残留に)努力してまいります」と谷本本部長。守護神流出を避けるためにも、全力を注いでいく。