ドラ4斎藤、誠也斬る 同級生のコイ主砲と真っ向勝負や!
精かんな表情は、頼もしさに満ちていた。ドラフト4位の斎藤友貴哉投手(23)=ホンダ=が3日、同い年の広島・鈴木との対戦を心待ちにした。
憧れ続けた夢舞台。タテジマのユニホームに初めて袖を通した斎藤は「ここからスタートという気持ちで、すごく楽しみな気持ちでいっぱい」と胸を高ぶらせた。
対戦したい打者には鈴木誠也の名前を挙げ「自分が持てる力を精いっぱい出して勝てればいい」と闘志全開。鯉の主砲へと成長した同級生に、真っ向勝負を挑んでいく構えだ。
王者・広島は3連覇を果たし、猛虎にとっては辛酸をなめさせられてきた相手だ。「広島打線は足もあって、日本シリーズも見ていたけど、すごくいいので。そういうチームを抑えないといけない」。強い相手に立ち向かうハートが、右腕を突き動かしている。
目標とする投手はソフトバンクの森。「投げっぷりだったり、腕が吹き飛びそうな腕の振り」を自らに照らし合わせ、参考にしてきた。「コントロールも大事だと思うんですけど、相手を威圧するというか」と斎藤。度胸満点、躍動感抜群のマウンドさばきで“鯉料理”といく。