上本 矢野監督に感謝「すぐに声をかけてくれてありがたかった」

契約更改を終え、会見する阪神・上本博紀=阪神球団事務所(撮影・田中太一)
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 阪神の上本博紀内野手(32)が4日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。今季年俸は推定4300万円だったが、6000万円だったもよう。この日は現状維持でサインした。

 1年を振り返れば、右足関節のクリーニング手術でキャンプは2軍スタートだったが、オープン戦から1軍に復帰した。開幕1軍入りを果たすと、4月下旬から「1番・二塁」でスタメンに定着。打率・422と好調な中、迎えた5月5日の中日戦(甲子園)で悪夢が襲う。二塁盗塁を試みた際に左膝を負傷。病院で検査を受け、左膝前十字靭帯の損傷が判明した。

 6月に再建手術を受け、その後はシーズンを通して長くリハビリ生活。結果、出場20試合に終わった。国内FA権を資格取得条件を満たしていたが、熟考の末、権利を行使せず1年契約で残留することを決断。矢野監督が就任直後に直接、鳴尾浜まで出向いて慰留していた。上本も会見で改めて「自分自身も監督になられてすぐでビックリした。すぐに声を掛けてくれてありがたかったです。活躍して…活躍するだけです」と恩返しを誓った。

 リハビリの経過は順調。「キャンプもそうですし、シーズンに向けて結果出せるようにしたい」と前を向く。勝負のプロ11年目シーズン。「また1からだと思っているので。ケガばかりですが、こういう状態でも僕のことを応援してくれる人がいる。そういう人たちに活躍して恩返しできれば」と決意を新たにした。(金額は推定)

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