ドラ1・近本、母校「かんせい」認知度アップへ活躍誓う 言い間違えられた関学大
阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が4日、西宮市内にある母校・関学大の体育会関係者合同懇親会にゲストとして出席。日大アメフット部の内田前監督が会見で関西学院の読み方を「かんさいがくいん」と言い間違えたことを受けて「かんせいがくいん」と認知してもらえるほどの活躍を誓った。
近本がスポットライトを浴びて登場すると、歓声と拍手が沸き起こった。ドラフト1位で猛虎の一員となった卒業生の凱旋。約100人の関学大体育会OBらを前に、力強く1年目の誓いを立てた。
「阪神にドラフト1位指名されたのも関西学院大学のおかげでもある。(悪質タックルで注目された)アメフトの件があるので、しっかりと活躍して『かんせいがくいんだいがく』として覚えてもらえるように頑張ります」
関西学院は1889年創立の伝統校で「かんせい」の読み方は関西地方では広く知られているが、全国的な認知度は決して高くない。アメリカンフットボールの定期戦で起こった悪質な反則問題では、日大アメフット部の内田前監督が会見で「かんさいがくいん」と言い間違えることもあった。近本はプロで活躍することで、母校の正式な読み方の認知度も高めたい考えだ。
目標の一つとして掲げるのが、関学大OBの田口壮氏(現オリックス1軍野手総合兼打撃コーチ)が現役時代に受賞したゴールデン・グラブ賞だ。「守備をやる上では目指さないといけないところ」と先輩と同じ名手の称号獲得を目指す。
即戦力として1年目からが勝負。母校の名を全国に知らしめるためにも、野球界にインパクトを残す覚悟だ。