糸井、来季公約ファンにかっ飛ばした「甲子園で50勝…近く勝つ」

 阪神の糸井嘉男外野手(37)が9日、来季の公約として「甲子園球場で50勝…近く」と掲げた。この日はオリックスの吉田正尚外野手(25)と、大阪市内の大阪ステーションシティ内で「梅田スノーマンフェスティバル2018」に出演。集まった大勢のファンを前に冗談を交えながら会場を沸かせ、今季借金18と苦しんだ本拠地の戦いを制する覚悟を明かした。

 バットをマイクに持ち替え、聴衆を笑いの渦に巻き込んだ。順調なトレーニングの成果か、糸井が500人近いファンの前で久々の超人節。横に座ったオリックスの吉田正も「うらやましいです。この体に野球、トーク。全てそろっている」と、ゾッコンの様子だ。

 トークショーの冒頭だ。司会者から、今シーズンの話題を向けられると「振り返りません」と一言。不慮のアクシデントだったとはいえ、死球による骨折での途中離脱に、終盤は「左肩腱板(けんばん)の部分損傷」。さらに金本監督の退任と、目を背けたくなる1年だった。

 出場は119試合に終わったが打率・308、68打点、16本塁打。打率、本塁打はチームトップ、打点は福留に次ぐ成績だ。「全試合に出たら」もっと好成績を残せたという自負があるからこそ、オフに入ってまずはリハビリに専念。状態を整えた。来季の公約を…司会者の問いに「骨折しない!!」と笑わせた後、思いを明かした。

 「今年は甲子園でだいぶ負け越したので。来年はたくさん勝ちたいです。50勝。勝ち過ぎ?50勝…近くで!!(優勝)したいですから」

 今季は甲子園で62試合を戦い、21勝39敗2分けと苦しんだ。負け数と借金は過去ワーストで、勝率・350は1978年の・345に次ぐ数字。来季、目標の50勝に達すれば、リーグ優勝した03年の46勝を上回る。ビジターを五分で戦っても、今季優勝した広島の82勝を優に超える。矢野監督が掲げる「ファンを喜ばせる野球」を体現すべく、「ラッキーゾーンお願いします!!」と要望?も忘れなかった。

 最後は、FAで加入が決まった西の話題に。「もしかしたらプロテクトを外れて(吉田正と)一緒になるかも」と“オチ”まで付け、30分のトークショーは終了。終始、爆笑となったが、「来年は絶対にやり返す。皆でいい思いがしたい」など、ところどころに秘めた思いも見え隠れした。最下位からの浮上を誓う移籍3年目シーズン。超人進化で真価を発揮する。

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