阪神 メッセンジャーの残留を発表 来季は日本選手扱い「大変誇りに思います」
阪神は10日、今季で2年契約が終了したランディ・メッセンジャー投手(37)と、来季契約を結んだことを発表した。
球団を通じて「来シーズンから日本人選手扱いとなりますが、入団当初は考えもしなかったことが実現し大変誇りに思います。チームメートやスタッフの皆さんに支えられてここまできましたが、後はみんなと一緒に優勝を勝ち取りたいという思いです。またキャンプで会いましょう」とコメントを寄せた。
メッセンジャーは2010年に阪神入団。今季FA権の資格取得条件を満たし、来日10年目の来季からは日本選手扱いとなる。今季は4年連続5度目の開幕投手を務め、チーム唯一の2桁勝利となる11勝をマークした。終盤にコンディション不良で離脱したが、173回2/3の投球イニング数もチームトップ。FAで加入した西勇輝投手(28)とともに、開幕投手の有力候補に名前が挙がる。
同時に、個人記録にも注目が集まる。日米通算100勝まであと1勝。NPB史上5人目となる、外国人投手の通算100勝も残り5勝に迫る。球団の助っ人記録となるバッキーの100勝超えも視界に入っている。8日に球団はピアース・ジョンソン投手(27)の獲得を発表。新加入選手の相談役としても、右腕が大きな役割を担う。
既に通算1420奪三振は、NPBの外国人投手最多記録。来季もフル回転であらゆる記録を抜き替え、歴代最強助っ人の称号を手にする。