ドラ1近本、久慈ロード進んで新人王や 圧倒的存在感で“出世の登竜門”突破
阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が13日、東京都内で行われた「2018年度社会人野球表彰式」に出席。外野手部門で初のベストナインに輝いた。
プロ入り前に念願の勲章をつかみとった。「入社してからベストナインを目標に野球をやってきた。今回受賞できてうれしいですし、光栄に思います」と笑顔を見せた。
今シーズンは16試合に出場し、社会人2位の打率・431、4本塁打で同1位の10盗塁。圧倒的な存在感を評価された受賞でもある。チームでは久慈内野守備走塁コーチ(日本石油)、福留(日本生命)が社会人時代に受賞。他にも米大リーグで活躍した野茂氏(新日鉄堺)や、近年では広島・田中(JR東日本)らが獲得した“出世の登竜門”だ。これから踏み出す夢舞台を前に弾みをつけた。
新天地でもタイトル獲得には意欲を示す。「プロに入っても将来的に何かの賞が取れればいい。まずは1年目に新人王を獲得すること」と力を込めた。久慈コーチはプロ1年目の1992年に新人王に輝いている。
壮行会やあいさつ回りなど多忙な毎日だが、プロでの勝負を前に体を休めるわけにはいかない。この日も表彰式へ移動する前には、午前7時に大阪ガスのグラウンドでトレーニング。「少しでも時間があれば、グラウンドに行って。ジムも開けてもらったりして、できる限りのことをやっていこうと思います」。計画的に体作りにも励んでいる。
即戦力として期待される1年目。全精力をつぎ込むためにも、万全の準備を整えて最高のスタートを切る。
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