秋山、復活へ3つの誓い「西との共闘」「脱メッセンジャー」「お立ち台アピール」
秋山拓巳投手(27)が15日、奈良市内の「マツダスポーツ奈良店」で契約するローリングス社とのコラボイベントに参加した。右膝のクリーニング手術を受けリハビリ中の右腕。完全復活を目指す10年目の来季に向けて3つの誓いを立てた。
今季は5勝10敗、防御率3・86に終わった。同じ思いはしたくない。そこでまず掲げるのはFAで入団した「西との共闘」だ。「西さんもイニング重視と言っていましたけど、僕もイニングは投げられると思う。負けないように頑張りたい」。ローテ争いに残り、勝ち頭として支えることに意欲を示す。
そして秋山の中には「できれば(西と)別のカードで投げたい」という思いがある。表裏ローテのそれぞれのカードでイニングを消化できる投手がいれば、中継ぎ陣の負担を減らせるなどチームに与える影響は大きい。「先発が長いイニングを投げることができれば、試合の流れとかもできる」。西とともにWエースとして役割を果たす構えだ。
次に目標とするのが「脱メッセンジャー」だ。「これまでは“気付けばメッセンジャーが投げている”状況だった。これからは“気付けば秋山が投げている”ようにしたい」。助っ人右腕が大黒柱となっている虎の先発陣のイメージを払しょくするためにも、来季はフル稼働で応える。
最後に挙げるのは「お立ち台でのアピール」だ。矢野監督が求めるのは自分なりのパフォーマンス。「先発投手が表に出る機会というのは週に1回。インパクトがあることがあってもいいのかなと思う」と自らの考えを伝えるためにも最高の表現を熟考している。
チームと共に個人としても巻き返しへ。強い覚悟を持って秋山が19年シーズンに挑む。