ドラ3木浪“挑”1年目「100安打」目標 ドラ1近本に対抗心「負けたくない」

 阪神のドラフト3位・木浪聖也内野手(24)=ホンダ=が15日、埼玉県川越市の本田技研笠幡球場で行われた少年野球教室に参加。同期入団で同学年の同1位・近本(大阪ガス)に対抗心を燃やし、「100安打」を1年目の目標安打数に掲げた。激しい内野のポジション争いを勝ち抜くべく、来季の漢字を「挑」と定めたルーキー。満を持してプロの舞台に挑んでいく。

 人懐こい笑顔の裏には、並々ならぬ闘争心が見え隠れしていた。同学年ルーキーの存在、群雄割拠の内野手サバイバル。そんな厳しい環境に身を投じる木浪は、高いハードルを掲げた。「もし試合に出るなら、100安打はいきたいという思いはあります」

 1年目での100安打達成は、試合の出場機会を多く勝ち取り、なおかつ卓越した打撃技術が求められる数字だ。青森山田時代の同級生で昨季の新人王、中日・京田は17年に149安打をマークし、今季も136安打。「それを超えるのはちょっとキツいかもしれないけど、それに近づけるように」と意欲を示す。

 描く理想は“巧打者”だ。「コンスタントにヒットを打って『打ってるなぁ』というイメージを付けられるように。アベレージを残せる打者になりたい」。ドラ1・近本も同じタイプだが「近本にないものを出していきたい」と己の武器で勝負する構え。「足は絶対に勝てないので」と天賦の才を認めつつ「守備であったり、バッティングの安定感というか、芯で捉えてゾーンに打つというところでは、負けたくない」と目をギラつかせた。

 年が明ければ、プロ1年目の幕が開ける。来季の漢字を木浪は「挑」と定めた。「挑戦というか、内野手争いもキツい中で挑んでいくわけなので。何をやるにしても、“挑む”という字が合っていると思います」

 野球教室のホームラン競争では、打席に入ると皆が阪神のチャンステーマを大合唱する場面も。随所に垣間見える覚悟と自信。タテジマ1年目、木浪聖也の挑戦が始まる。

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