岩貞、熊本っ子を甲子園に「招待できれば」 誓った地元への恩返し
阪神・岩貞祐太投手(27)が熊本地震復興支援として、熊本県民総合運動公園での「野球ボール贈呈式・野球教室」、益城町役場では「義援金贈呈式」に出席した。思い描く新たな復興支援プラン。地元への恩返しを誓い、支えていく。
「球場に足を運んでもらえることはうれしいこと。甲子園に(熊本の)子供たちを招待できればと思います」
昨年から取り組む復興支援。公式戦1勝につき10万円の義援金を送り、1奪三振につき軟式ボール1ダースを寄贈している。今季は7勝10敗、122奪三振。50万円を益城町役場、20万円は地元・若葉町の公民館の改修費として贈呈した。
野球教室では、益城町内の少年野球チームなど4チーム約70人が集結。「オールスターを見た、と声をかけてくれたりしたので、うれしかったです」と笑顔。小、中学校に軟式ボール122ダースを寄贈して交流を楽しんだ。
「規定投球回には絶対に到達したいと思っている。スタートが肝心なので、気合を入れていきたい」。来シーズンへ向けて身も心も引き締まる1日となった。