ドラ3木浪、家族愛で新人王目指す 両親&兄が自主トレをサポート

自主トレを公開した木浪(撮影・堀内翔)
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 阪神のドラフト3位・木浪聖也内野手(24)=ホンダ=が2日、青森市の青森大室内練習場で自主トレを公開した。生まれ育った地元で今年を「勝負の1年」と位置づけ、「新人王」を目標に掲げた。この日は両親と兄も駆けつけ練習をサポート。“家族愛”を背に受けながら、タテジマ1年目のシーズンに堂々と挑んでいく。

 外は見渡す限りの雪景色。氷点下1度の銀世界とは裏腹に、室内練習場は熱気と温かさに包まれていた。母・忍さんが見守る中、ノックを受ける木浪。ノッカーは父・弘二さん、送球の捕球係は兄・拓馬さんが務めた。「ありがたいなという気持ちで今年はやっていたんですけど」と照れ笑いを浮かべ、木浪は白い息を吐いた。

 年が明け、迎えるプロ1年目。新年の誓いは「一番はやっぱり試合に出ること」と冷静に話した。ルーキーの誰もが色気を示す新人王には「その目標は持っているけど、目の前のことをしっかりやっていって、最終的にそういう目標にたどり着けたら」と地道に歩むスタンスだ。

 この日はキャッチボール、ノック、拓馬さんの投球で打撃練習と、2時間汗を流した。練習を手伝った弘二さんは「自信がついたので、言葉にも強さを感じる」と愛息のたくましさに目尻を下げる。元日から忍さんお手製のおせちなど、正月料理に舌鼓を打ったという木浪。「体調は管理しているので、大丈夫です」と正月太りの不安は笑顔で一掃した。

 プロで待ち受けるし烈な内野手争い。「青森は新聞とかあまり大きくならないので、みんなに分かってもらえるような結果を出せるように」。家族、そして青森の思いを背負いながら、1年目のシーズンをひた走る。

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