西、球児から虎のイロハ吸収 ロッカールームお隣さんで積極コミュニケーション
オリックスから国内FA権を行使し、阪神入りした西勇輝投手(28)が、藤川球児投手(38)から、チームのイロハを吸収する考えを明かした。昨年12月14日に入団会見を終え、同月17日にクラブハウスなど施設を見学。与えられたロッカーが、藤川とドリスの間だったという。
「(隣は)藤川さんとドリスでした。まだ(球場に)1回しか行ってないので。これから感じるんじゃないですか、いろんなことを」
西は今後の積極的なコミュニケーションを待ち望んでいる。藤川といえばチーム最古参となる、プロ21年目の大ベテラン。最下位から2度のリーグ優勝と、酸いも甘いも知り尽くす“生き字引”といえる。また、再び守護神の座を目指すことを公言し、今季もチームの中心を担う。ブルペンでは、後輩に経験を惜しみなく伝えるなど役割は数限りない。
西は現在、巨人・菅野らと米ハワイを拠点に、自主トレを続けている。4年連続となる合同トレを経て、挑む移籍初年度。バトンをつなぐ藤川、ドリスと、ロッカールームでの座談会が、好影響を及ぼすことにもなるはずだ。「(会って話すのは)タイミングが合えばですね」と西。頼れるベテランに学び、2019年を猛進する。