矢野監督、広島入り長野を警戒「見返すという気持ち持っている」
阪神の矢野燿大監督(50)が11日、巨人へFA移籍した丸の人的補償で広島入りした長野を警戒した。
「年齢も完全にベテランになって引っ込むというところでもないし。走攻守で嫌なタイプではある」。円熟味を増したベテランを、改めて分析する必要性を説いた。
環境が変わることにも、不気味な要素を感じている。形は違うが、自身も中日から阪神へトレードとなった経験を持つ。「表向きのコメントと、内面の思いは100%一致していると思えない。自分を振り返っても。『見返す』という気持ちは持っていると思う。そういう部分でも嫌やなと思う」。現役時代を思い出しながら、より警戒を強めた。
広島は外野に松山、野間、バティスタ、メヒアらがいる状況で、実績も経験もあるベテランを獲得した。「目先の今季に向けての戦力を最優先して獲ったと思う。やる側としては簡単じゃない」。それでも難敵を止める策はあるはず。開幕まで頭をフル回転させていく。