小野“オレが投げる”2・11初実戦!昨季は紅白戦登板から29イニング0封
阪神の小野泰己投手(24)が12日、猛アピールの宣戦布告だ。宜野座キャンプ中の2月11日に行われる今年初実戦、紅白戦での登板を志願した。開幕ローテーション入りをかけたサバイバルマッチ。きょう13日にもブルペン入りすることを見据え、昨年の“験担ぎ”を目指していく。この日は鳴尾浜で自主トレを行った。
はやる気持ちを押し殺す。プロ3年目の幕開けだ。小野は静かに息を吐いた。「紅白戦はもちろん狙ってます。打撃投手でもいい。早く打者相手に投げたいので」。強い思いが、声に乗る。見据えるは、約1カ月後に迫る初実戦だった。
2019年の目標に、迷いなく「去年以上」と力強く言い切った。昨季は開幕ローテの5枠をたぐり寄せ、1年間1軍で完走。勝ち星を大きく増やし、7勝7敗でシーズンを終えた。これら全ての成績を超えるために-まず開幕ローテ奪取は、小野にとって最初に越えるべき壁となる。
だからこそ、験担ぎといきたい。チーム初実戦となる紅白戦からのスタートは、小野にとっても縁起がいい。昨年も2月7日の紅白戦初戦に登板し、そこから29イニング無失点。結果を数字で示し、ローテーションの一角に加わっていった。「今まで以上に厳しい戦いになる」と気を引き締める今季の競争。勢いよくスタート“奪取”を切るためにも、紅白戦登板への思いは強まっている。
今オフは「投げない」をテーマに調整してきた。年末年始も走り込みや体作り中心で準備を進めてきた。そしてこの日は鳴尾浜を訪れ、キャッチボール。「残り1カ月、毎日投げていきたい。明日、あさってにはブルペンにも入りたいと思う」。寒い日が続く分、気温との兼ね合いにはなるが、やる気は十分。熱い気持ちを胸に、残りの期間も準備を進めていく。
「残りの(開幕ローテの)枠に入るためには、実戦での結果が大事になってくる。しっかり練習して、全力投球で若々しさを出していけたら」
キャンプインまで、残り1カ月を切った。照準は、勝負をかける2・11。猛アピールへの宣戦布告は、始まりの合図となった。
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