望月、飛躍「ケガしない体づくり」で生き残る 体幹鍛え腰痛再発&ケガ防止へ
『ケガをしない体づくり』を心掛けてトレーニングを積んできた。4年目のシーズンを迎える阪神・望月惇志投手(21)が13日、鳴尾浜で今年初めてブルペン入り。後半はワインドアップを試しながら30球を投じた。
“本格派”らしい勢いのある球をミットに投げ込んだが、「まだまだ全然バラつきがあったし、体と投げるタイミングあったのは何球かしかなかったので」と仕上げ途上を強調。「このあとも何度かブルペンには入るでしょうけど、(基本的には)体をつくりながら仕上げていきたい」と、徐々に状態を上げていく考えを明かした。
ルーキーイヤーとなった16年、シーズン最終戦の巨人戦で九回に1軍初登板し、当時の自己最速となる153キロの速球を投げ込むなど、1回を無失点デビュー。甲子園を沸かせた。だが、そこからは右肘の負傷、腰痛などケガとの戦いに。17年のオフには腰椎椎間板ヘルニアの手術に踏み切った。昨シーズン前半はリハビリもあって2軍調整が続いたが、7月3日から1軍に昇格すると中継ぎで37試合に登板した。
飛躍を遂げて迎えた今オフは体幹を鍛えるトレーニングを積み「トレーナーさんが作ってくれたメニューを続けてきました。腰痛を再発しないように、そして他にもケガをしないようにすることが大事なので。これからも継続していきたい」。シーズンを通して戦い抜く強さを身につけることが狙いだ。
プロ未勝利だが、矢野監督から「望月だって可能性がある」と“開幕投手候補”に名前が挙がったことを聞き、「ありがたいですね。その期待に応えられるように」と表情を引き締めた。月末には沖縄で藤川らと合同自主トレを行う。MAX158キロ右腕は先発起用も見据えながら、準備を進めていく。