陽川、初開幕1軍へ 2年連続“出世イベント”参加!自慢の打撃力で勝利を目指す

 阪神・陽川尚将内野手(27)が14日、兵庫県姫路市内にある播磨国総社で行われた、宝恵駕籠(ほえかご)行列に参加した。過去に藤川も経験した“出世イベント”に2年連続で参列。昨季は4番に座っただけでなく、中日・松坂や巨人・菅野とチームにとっての天敵に対しても好成績を残した。勝負の6年目の今季は初の開幕1軍を勝ち取り、自慢の打撃力で勝利に貢献する。

 宝船の船頭から真っすぐ前だけを向いていた。その表情が物語るのは今年にかける覚悟。鳴り響く太鼓の音が陽川の気持ちをかき立てる。

 「去年は開幕直前で2軍に落ちてしまった。今年は開幕1軍というのをまずは目標にして。あとはケガなく1軍で結果を残したい」

 今年で6年目。これまで開幕1軍の経験はない。2年ぶりに春季キャンプから1軍に同行した昨年はオープン戦などで結果を残せず、開幕を目前にしたところで2軍降格となった。それでも6月に昇格を果たすと、持ち味の長打力を発揮。75試合に出場して打率・252、6本塁打、48打点とキャリアハイの成績をマーク。4番にも座った。

 その打撃力はエース級を相手にも光った。中でも中日・松坂に対しては5打数3安打の打率・600、巨人・菅野には3打数2安打、1本塁打で打率・667と好成績を誇った。「チャンスで回ってきたらしっかりランナーをかえしてチームを勢いづけられたらと思います」。今季もキラーぶりを継続させて勝利に貢献する構えだ。

 春季キャンプへ万全の準備を整える。すでに梅野や岩貞、岩崎ら同級生が沖縄で行っている自主トレにこれから合流する予定。昨年10月にクリーニング手術を受けた右肘のリハビリは順調で「ここからもう1ランク(状態を)上げていきたい。2月1日に出遅れないようにと思います」と気持ちを引き締めた。

 勝負とする2019年シーズン。開幕1軍への切符をつかむために鍛錬の日々を送る。

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