高山、前へ!明治魂で復活や 母校ラグビー部日本一で刺激!闘魂出す

 阪神・高山俊外野手(25)が15日、鳴尾浜で自主トレを行い、明治魂での4年目の逆襲を誓った。16年の新人王も昨季は出場45試合で打率・172と低迷。「今年にかける思いを前面に出していけたらいい」。22季ぶりの優勝を果たした母校・明大ラグビー部が掲げる「前へ」の精神で、定位置奪取を狙う。

 やるしかない。巻き返しを期す今季。鳴尾浜で汗を流した高山は、覚悟を決めた表情で熱く語った。

 「自分の持っている以上のものは出ないんですけど、今年にかける思いを前面に出していけたらいい。開幕どうこうではなく」

 昨季はルーキーイヤーから3年連続で開幕スタメンを勝ち取ったが、打撃不振でシーズン序盤に2軍降格。わずか45試合出場にとどまり、打率は自己ワーストの・172と低迷。チームは最下位。2軍生活も長く、悔しいシーズンとなった。

 昨秋のキャンプでつかんだ手応えを無駄にはしない。高山の言葉には自信と覚悟が宿る。「結果を出すためにいろいろとやってきました」。体に覚え込ますため、オフの期間もバットを振り込むなど鍛錬の日々を重ねている。

 仕上がりは順調だ。帰京した際もウエートトレーニングなどで体を鍛えた。「昨年は体を絞ろうとして筋力トレーニングをしていましたけど、今年は無理やり絞った感じではなく、結果的に絞ることができました。昨年と比べて、(体を)動かせていると思う」とうなずく。この日もランニング後、室内練習場での打撃練習で調整を進めた。

 後輩の健闘を励みとする。ラグビーの全国大学選手権では母校・明大が22季ぶりの優勝。決勝は練習で見ることができなかったが、準決勝はテレビで観戦するなど常に気にかけていた。「すごいなと思った。うれしい」。ラグビー部のプレースタイルは故北島忠治元監督の遺訓「前へ」。その言葉の精神と同じく、高山も自らを信じて突き進む姿勢を示す。

 最下位からの巻き返しへ、16年に新人王に輝いた高山の復活は欠かせない。チームだけでなく、個人としても昨季の二の舞いはごめんだ。「(開幕スタメンは)毎年厳しいですし、入団したときも厳しかった。結果を出すことでチャンスがもらえるので、自分のやるべきことをやるだけ」。シーズン最後まで1軍で輝くため、懸命に、泥くさく、がむしゃらに復活への道を歩んでいく。

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