阪神の才木浩人投手（２０）が１６日、１月からともに行っている藤浪とのトレーニングに、手応えを示した。この日も藤浪と鳴尾浜でランニングやキャッチボールなどを行った。

　寒空の下“高身長コンビ”が汗を流す。身長１８９センチの才木と、１９７センチの藤浪は長身右腕という共通点がある。自ら弟子入りを志願したという才木は「（藤浪は）体の使い方とか、一つ一つ丁寧にやられているので、自分もやっていかないといけない」。体の使い方も「自分も得るものがあると思うので、まねできるところはまねしていければ」と吸収する構えだ。

　ウエートトレーニングをはじめ、体作りについて「心技体の“体”がついてきて、できなかった技術ができるようになってきているところがある」と一定の成果を感じている。

　肉体面は「変な太り方もしていないし、体重も筋肉量も増えてきた」と明るい表情。現在８６～８７キロの体重は「キャンプで落ちるから１月中に数キロ上げて」と思惑通りに２月１日を迎えるつもりだ。

　昨季は２２試合に登板して６勝。「開幕から１軍という思いはある。オープン戦から１年間、ローテを守っていければ」。先輩右腕から体得したボディーを武器に、２０歳の若武者が今季に挑む。