阪神キャンプ地、宜野座大変身さ~虎党ファースト!120人の観覧席投げ込み間近で

 阪神のキャンプ地、沖縄県宜野座村にある「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」の大改修が終わり、宜野座多目的スポーツ施設の落成式が17日、行われた。ファンへの思いをくみ、ブルペン観覧席の整備やサインスペースの敷設など総工費5億4000万円の大変身。一昨年から動きだしたという同事業は、キャンプスタートの2週間前に初披露の運びとなった。

 めんそ~れ、虎党のみなさん!ファンの思いをかなえる新宜野座へ。大きく変わったのはブルペン、トレーニングルームなど盛りだくさん。最下位からの逆襲を誓う阪神を、環境面から支えていく。

 まず大きな変貌を遂げたのは、ブルペンだった。投球練習スペースは6レーンと変更点はないが、面積は昨年の約1・5倍。多くのファンのために見学スペースを広げ、約120人が選手たちの投げ込みを間近で見られるように整備した。

 また新トレーニングルームにはストレッチができるスペースが設けられ、2階にはミーティングルームも作られた。これまで投手陣の待機場所は簡易テントだったが、大改修に伴い、動線も整った。

 今回の事業は、総工費5億4000万円。ウエート場があった周辺の芝生部分がアスファルトで固められるなど、ファンの安全面を最大限に考慮した。同スペースでは、毎年恒例のサイン会なども実施予定。担当者も「宜野座は1カ月間お祭りやっている感じ。今年もたくさんの方に来てもらいたい」と言う。

 この日は朝から断続的に雨が降っていたが、昼過ぎにはぴたりとやむ。宜野座村長も「天気が心配だったが、この落成式に向けてやんでくれましたね」と笑顔であいさつ。来る2・1を心待ちにした。

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