植田 スタメン“百戦”へ打撃“練磨”だ 勝負の5年目!し烈な二遊間争いへ決意表明
阪神・植田海内野手(22)が19日、今季の目標にスタメンで100試合以上出場することを掲げた。昨季出場した104試合中57試合でスタメン出場した若虎は「スタメン100試合以上は出たい。出たい気持ちが強い」と熱い口調で語った。
5年目の今季は勝負の年と位置づける。昨年は自慢の脚力を生かし、19盗塁をマークした植田。出場した試合のほぼ半数が途中出場だったことから、「盗塁するためには試合に出ないとだめ。(そのためにも)スタメンで出られるような準備が大事」と定位置争いへ気合十分だ。
確固たるレギュラーの座をつかむためには打撃向上が鍵だという。昨季は走塁面や守備面では高い能力を1軍で披露したが、打率は・192と結果を残せずスタメン定着とはならなかった。「レギュラーの選手はある程度は打っている。それだけにバッティングは大切にしていきたい」と自らに言い聞かせた。
自主トレ期間中は打撃練習に重きを置く。この日の鳴尾浜球場でもマシン打撃に取り組んでいた。「タイミングの取り方を意識してやっています」。球を引きつけて捉える練習を1時間弱行った。
昨季、チームで唯一全試合出場の糸原や、北條、上本、ベテランの鳥谷らとの二遊間争いは激化の様相を呈している。「スタメン、レギュラーで出たいのはみんなが思っていること。やるしかないです」。持ち味の走塁、守備に打撃向上となれば、鬼に金棒となることは間違いない。殻をぶち破り、必ずレギュラーを奪取する。