阪神・岩田稔投手（３５）が２５日、所用で鳴尾浜を訪れ、春季キャンプ２軍スタートから巻き返し、開幕ローテ入りすることを誓った。２４日に米アリゾナでの自主トレを終えて帰国。同じ施設内で自主トレしていたソフトバンク・サファテのように体を追い込み、結果へつなげていくつもりだ。

　「最高の時間だった。いい刺激がいろいろあった。サファテが仕上がっていた。体も絞れていた。ああなりたい」

　米アリゾナでの自主トレ。実績のある助っ人が、必死にトレーニングする姿に気持ちが奮い立った。１０日間、毎日ブルペンに入り、約３０球を投げた。「肩肘も万全」。キャンプ初日からのアピールに自信を見せる。

　昨季は０勝４敗に終わったベテラン左腕だが、老け込むつもりはない。目標は開幕ローテ入り。「そのつもりでやっている。焦る必要はない。しっかり調整していこうと思う」。満を持して、プロ１４年目のスタートを切る。