紅白戦で12投手ふるい落とし 金村コーチ「意識し合いながらレベルアップを」
阪神の金村暁投手コーチ(42)が26日、今春キャンプの初実戦となる2月7日の紅白戦、そして11日の計2試合が、投手陣の開幕1軍争いの“登竜門”となることを明かした。
この2試合で1軍に帯同している投手22人のうち、当落線上にいる12投手が登板する見込み。「(1軍の)枠が決まっているんで。2軍には実績がある秋山らもいるし。現実的に組まれている実戦の中で、意識し合いながらレベルアップしてほしい」。結果を残せば対外試合初戦となる14日・楽天戦(宜野座)以降もチャンスが与えられ、ダメなら登板機会は減ることになる。
7、11日の紅白戦で登板する候補になりそうなのは馬場、藤浪、小野、才木、浜地、守屋、ドラ3・斎藤、青柳、飯田、望月、島本、伊藤和。キャンプイン前日の31日に登板日が伝えられ、どちらかの試合で登板する。各自が自主性を重んじるキャンプの中、準備をしていくことになる。
金村投手コーチは、キャンプ中の1、2軍の入れ替えについて「考えにくい。例年ないので。よっぽどケガとかがない限りは」と話した。大幅な入れ替えはキャンプ終了後となり、2軍で結果を残した選手も加わったオープン戦で、本格的なふるい落としが始まる。
ただ、当落線上の投手は、チャンスで結果を残し続けなければ、開幕1軍への道は開かない。生き残りに向けて“スタートダッシュ”が求められる紅白戦2試合となる。