近本 英語で聞くメジャー式トレ マルテやナバーロらと超積極的コミュニケーション
阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が27日、新助っ人野手のマルテやナバーロから“メジャー式トレ”を吸収する意向を明かした。以前から大リーグのトレーニング法に興味があり、積極的に直接英語でコミュニケーションを取って糧にしていく。この日で鳴尾浜での新人合同自主トレは打ち上げ。初のプロのキャンプへ準備は整った。
メジャー式トレで進化へ-。近本が目を輝かせ、キャンプで実行したいある思いを語った。「トレーニングで外国人選手は、結構日本人選手よりもしっかりしている部分は多くあると思う。練習姿、アップ一つにしても見ていきたい」。メジャー経験のある新外国人マルテや昨季入団のナバーロの動きの一挙手一投足を貪欲に見逃さず、吸収する考えだ。
ただ見るだけではない。英会話で“超積極的”にコミュニケーションを図っていく。MN砲に対し「(コミュニケーション)取りたいです」と明かすと、報道陣から「英語はできるか?」と問われた。すると「普通です。(大衆の)普通かどうかは分からないが、しゃべりたいです」と自信を見せた。
社会人時代から「メジャー流」に興味はあった。大リーグで流行の“フライボール革命”に昨年夏に着手。「ゴロを打つな、フライを打て」という趣旨の練習法で、結果として「僕の体の使い方ではどうかなというのがあった」と断念したが、「むしろそれが良い経験になった。次にまた生かすことができる」と前向きに捉えている。
新人合同自主トレはこの日で打ち上げ。2月1日からはいよいよユニホーム姿でグラウンドに立つ。宜野座には長さや重さ、色の異なる10本以上のバットを持参すると明かした近本。自らの成長のため、初体験のプロのキャンプではいろいろ学び、試していく-。チャレンジャー精神を前面に出し、背番号5が“センター争い”に臨む。