望月“開幕戦”で149キロ 3回無失点でアピール
「練習試合、阪神-楽天」(14日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)
阪神の望月惇志投手(21)が、今年の対外試合初戦に先発。最速149キロを計測するなど、“開幕投手”として3回を投げ、1安打無失点と好投した。
初回から全力で打者に対した。先頭田中への初球、いきなり147キロを計測。フルカウントから最後は、148キロの直球で右邪飛に打ち取った。続く銀次はこの日最速の149キロで二ゴロに。島内は148キロで右飛に抑え、3者凡退に斬って波に乗った。
二回は4番のブラッシュ、内田を遊ゴロ、辰己を右飛に斬った。三回、村林に二遊間を破られると、連続四球で2死満塁。ピンチを背負ったが、最後は島内を148キロで左飛に抑えて脱した。
今キャンプ初実戦となった7日の紅白戦は中谷、坂本の2本塁打を含む8安打を浴びて2回7失点。右打者への直球がシュート回転し、真ん中に入ったところを捉えられるなど、課題を残すマウンドだった。だが、中6日で迎えた大役できっちりと修正した姿を見せた。
この日、登板予定の馬場、浜地らと開幕ローテを争う若虎。まずは上々の結果でアピールに成功した。