藤浪VS清宮&王柏融 17日・日本ハム戦で激突!3イニング登板予定

 「阪神春季キャンプ」(15日、宜野座)

 17日に行われる練習試合・日本ハム戦で、復活を目指す阪神の藤浪晋太郎投手(24)が3イニングの登板を予定していることが15日、分かった。相手は清宮幸太郎内野手(19)、王柏融外野手(25)=前ラミゴ=らの出場が見込まれており、宜野座でファン注目の対決が実現する可能性が高まった。また上本博紀内野手(32)と鳥谷敬内野手(37)で二遊間を組むことも明らかになった。

 ただでさえ大勢のファンが集まり、いつも以上に熱気が増す日曜日の対外試合。17日の宜野座が激アツの一日になりそうだ。

 矢野阪神の対外試合2戦目となる日本ハム戦。阪神は藤浪が3イニングの登板を予定している。完全復活を期す甲子園春夏連覇の右腕と対する日本ハム打線は、2年目を迎えた清宮の出場が濃厚だ。甲子園でフィーバーを巻き起こした2人の初対戦。藤浪が剛速球で先輩の意地を見せるのか、あるいは清宮が打ち返すのか。ファン必見の対決となる。

 それだけではない。日本ハムは王柏融も出場する見込み。台湾プロ野球で2年連続打率4割をマークし、17年には同球界史上初の三冠王を達成した注目の新助っ人だ。“台湾の大王”の異名を持つ最強打者との対戦は藤浪だけでなく、阪神投手陣にとっては格好の腕試しとなる。

 藤浪は15日、前日に続きブルペンでクイックでの投球を確認するように37球を投じた。前回11日の紅白戦では2回2安打1失点。2死球を与えており、「クイックだけでなく、変化球など、対バッターへの配球も確認してやりたい。ブルペンでは自分本位のピッチングなので」と課題を持って実戦に臨む。

 阪神は藤浪の他に小野も登板を予定。こちらは11日の紅白戦では2回7安打6失点と乱れただけに、しっかり立て直したいところだ。ここまでの実戦では活発な打線の方が目立っている矢野阪神。日本ハム戦では、投手陣が強力打線を抑え込む奮闘が期待される。

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