上本 才木の直球を左翼席へ
「阪神春季キャンプ」(16日、宜野座)
阪神の上本博紀内野手(32)が、午後から行われたケース打撃に先頭で登場。売り出し中の才木に対して初球、内角の137キロ直球を左翼スタンドに運んだ。
迷いなくフルスイングしだ打球は、大きな弧を描いて左翼スタンドに到達。今季実戦での“第1号”に、詰め掛けた多くのファンが拍手喝采、沖縄らしく指笛も鳴り響くなど、大きな盛り上がりを見せた。故障明けでも、小柄ながらパンチ力のある打撃は健在だ。
上本は昨年5月5日の中日戦(甲子園)で、左膝前十字靱帯(じんたい)を損傷。再建術を受けた。故障明けながら、矢野監督の強い意向もあって、今キャンプは1軍スタート。「1番・二塁」の有力候補として、糸原、ルーキーの木浪らと、ポジションを争っている。
17日に予定される日本ハムとの練習試合(宜野座)にもスタメン出場する予定。復活を期す中堅選手が、沖縄で元気な姿を見せている。